なりたいもの

子供のとき、なんとなく大人になりたいと思っていたと思う、今の世界を抜け出したいと。好きな芸能人だとかそんなのどうだっていいじゃないと思ってた。でもなにかが破綻しないようずっと空気を読みながら正解を探っていた。

そんな小学生の自分にも大人になったらやってみたいことはあった。覚えてるのはケーキ屋さんと、水族館の飼育員さん。どちらも今とは関係ない。中学の頃には漠然と自分の名前が残ることをしたいと感じていた。何者かになりたかった。承認されたかったのかもしれない。

 

そして今はまだ学生。何者にもなれていないし、なれることを憧れた子供のまま。

盛りそばか掛け蕎麦か、

盛り蕎麦か掛け蕎麦か、これは難しい問題。ラーメンかつけ麺かも同じ程度かもしれない。ただ僕はラーメンを選ぶ。

この前は盛り蕎麦を食べようとお店に入った。店員さんに盛り、と伝えようと食券を出したが、暖かいのと冷たいのどちらですか?と言われて少し面食らい、どちらと答えたかはさだかではなく、出てきたのは掛け蕎麦だった。

少し気持ちは沈んだが、とりあえず食べることにした。意外とおいしい。盛り蕎麦は冷たいが、暖かいことが良く感じられた。

盛りか掛けかなんてどうでもよかった。